超久しぶり、メタル大好き人間お待ちかねラウドパークである
最後に行ったのは2016年だったので9年ぶりとなる
随分とメンツも様変わりしてましたが、メタルコアは好きなジャンルだったし、
色々と予習して参戦してきました。
①Phantom Xcariber
まずエクストリームステージなんだけど、昔は天窓から光が差し込んで昼間は明るかった記憶。
でも今回は黒い幕的なものでおおわれてて、朝一のバンドからメタルのライブの雰囲気作りに成功してました。
これはいい改変かな。エクストリームステージは昔からデス、ブラック系の邪悪なバンドが出るのに、
明るい中でさわやかなステージだったのがギャップだったので。
で、オープニングアクトのPhantom Excaliver。
すごい見たことはあるけど、聞いたことはなかったバンド。
MCでも言ってたけど、昔のラウパでサンプラー配ったりしてたらしく、そういえば見たことあった気が。
夢のステージに立てました、という感じで語っておられましたが、ラウパ断絶期も続けててよかったね…
いや確かラウパより先にWacken立ってますよねぇ
ボーカルの見た目からコミックバンドっぽいですが、パフォーマンスは実力派でした。
自分の年代的にSEX MACHINEGUNSの系譜かなって思っちゃう。
「今日出てるメロディックメタルは俺たちだけだぜ!」というMCもあり、メロディックメタル好きなおっさんからしたら応援したくなりました。
でもボーカルさん割とメタルコアみたいに叫ぶやん?
見た目からザ・ジャパメタハイトーン系だと勝手に思ってた。
ハイトーンだとコテコテのダサいメタル(誉め言葉)になっちゃうと思うので、
今の時代にはこのスタイルフィットしてると思う。
「メタルは裏切らない」がバックドロップにもファンのTシャツにも、また最初の曲にも使われてました。
なんだろう、この感じでお茶の間に紹介されたらネタ扱いされてしまいそうだけど、
ラウドパークを待ちわびていたメタラーからすると、真理だなって。
嬉しい時も悲しい時もメタルに裏切られたことないわ。
とにかく全開のパフォーマンスはフェスの一発目としてかなり好感触でした。
これからも頑張ってほしい
②View From The Soyuz
オープニングアクトとメインアクトの違いがよくわからないけど、ここからメインアクト。
こっちはメインのアルティメットステージで、広さとライティングは当然こっちのほうがすごいので、かなりテンション上がる。
音楽性的にはメタルコアでいいのかな。1バンド目からか、正直音はいまいちだった。
メインステージはしり上がりで音が良くなっていったイメージなので、PAさんが少しずつ修正してたのかしら。
MCで言ってたけど20代らしく、勢いがあるファーストアルバムの曲だぜ!って感じました。
ギターがストラトとレスポールコンビで今時は珍しいんじゃね?
音悪くなければもっとよかったかなあ。あとボーカルが見た目普通過ぎた。
髪型も体系も普通で黒の長袖だと、客席にいたら客と見分けつかないレベル。
ステージに立つ人は特別であってほしいと思うのは古い考えかもしれませんが、
他のバンドはなんだかんだボーカルが見た目カッコいいか、邪悪か、キャラが立ってる人たちだったので。
髪伸ばすか、丸めるか、服派手にするか、ムキムキになるかするといいんじゃね。
あとで出てくるGhost Insideみたいに白にするってのも目立っていいかも。
多分今回の最年少バンドだったぽいので。これからも頑張ってほしい
③ulma sound junction
ここで思った、ステージ移動が超めんどくさい。
エクストリームステージへの移動は昔と同じ通路だったのでノスタルジックになったのは一瞬。
ライブの都度移動しないといけないので、あ、これ後でだるくなるやつだ、って容易に想像できました。
でulma sound junctionだけど、サウンドチェックの段階で本人がやってるっぽくて珍しかった。
客入りは最初は少し寂しい感じがした。メインステージからの移動に時間がかかるからしょうがない。
てゆーか移動だるくて来ない人いるでしょ?序盤のバンドはチェックしない気持ちもわかる。
ライブが始まると、かっけえ。このバンドすんげーかっけえ。
完全に私の中でダークホース。プログレ大好物です。
各メンバー立ち居振る舞いに職人感があり、演奏上手いバンドの空気がひしひし
使用ギターはフジゲンとキャパリソンでこれまた好感触。
でもあんまり単音弾きが聞こえなかった。もったいねえ。
音源で聞くとギターのフレーズも面白いのでまた見に行きたい。
そしてベースボーカル。こいつの存在感パねえ。
5弦ベースをテクニカルに弾きながらのスクリームにクリーンボーカルの使い分け。
風貌もジャパメタではないロン毛にちょっと変わった服で独特の怪しさを持ってる。
目が離せないとはこのことでした。
良いプログレバンドの条件は、ボーカルが上手いことって思ってますが、今年のラウパで一番クリーンが上手いボーカルだったよ。
もちろんスクリームも巧みで、盛り上がりに欠けることもない。
MCで「他メタルコアばっかだけど、俺たちはプログレやってんだよ!」的なこと言ってました。
その通り、他のバンドとは少し違うポジションにいると思うし、それだけに刺さる人には刺さったんじゃないかな。
私にはぶっ刺さった。
フェスでは次のバンド待機で終盤は見切りをつけて離脱することの方が多いんだけど、
結局最後まで見ちゃったよ。
この後出てくる有名バンドの方が盛り上がったと思う。
だがしかし、盛り上がるけどフェスで見れれば単独や音源はいいやと思うバンドもいた。
そんな中、ulma sound junctionはこれからも聴き続けたいバンドになった。
④Sable Hills
ulmaのせいで最初からは見れなかった。
前情報からだと、多分ジャパメタ界で今一番勢いあるバンド?
安定感もあるし曲もいいし、でかい会場にも負けない堂々としたパフォーマンスだったと思う。
昔聞いたときはAs I Lay Dying大好きだろって思った。
こうして海外のバンドと並べて聞くと、やっぱ日本のバンドっぽいメロがあるなって。
予習段階で結構好きなバンドだったはずなんだけど、前のulmaにハマりすぎててライブに入り込めなかった。
坊さんが出てきたのがインパクト強すぎて、これどんなにいいライブしても絶対ハイライトになっちゃうでしょ。
バンドが手を合わせると観客も手を合わせ、脳内には↓の画像が浮かんでました。

これからのジャパメタ界を引っ張って行ってくれそうな
⑤Crystal Lake
まずケバブを買ってたところで始まった。
ドラムの迫力がすげーなって最初の感想
日本のバンドだけど、ボーカルは外人さんみたい。うん、なんか迫力が違うわ。
曲もいい。日本の曲感がありながら外人ボーカルでちょっと独特。
今日出た日本のメタルコア(でいいのかわからんが)では一番いいんじゃね。
⑥Orbit Culture
ラウパの予習で初めて知ったバンドの中では一番お気に入りで、アルバム全部買ってもよいくらい好きになってた。
5バンド見て疲労の最初のピークが来てたこともある。
ライブの序盤はベース音が心臓に響くレベルでデカすぎて集中できなかったこともある。
何が言いたいかというと、自分の中の期待値が高すぎてハードルは越えられなかったなと。
メインのアルティメットステージはこのバンドまで音がいまいちだった。
なんかボーカル聞こえ難い。特にクリーンが。
でも中盤以降はベース音は改善され、予習で聞いてきた好きな曲も聴けたのでがっかりというほどでもなかったです。
最後まで
なんやかんや曲が好きなので音源は引き続き追って、今度ライブがあるとすればベストコンディションで挑みたい
⑦Heaven Shall Burn
メタルコア全盛からいると思うんだけど、アメリカ勢が好きすぎてあんまり聞いてこなかった。
予習で好きになったバンド。メタルコア分類かもだけど、ヨーロッパらしいメロデス感も。
今までのバンドたちすまぬ、ここから本番が始まった感が半端ない。
最初の音から、俺の知ってるラウパが今始まったわと。
今回日本のバンドもいいねってなってるんだけど、やっぱり外国バンドメインで聴いてきたので、何となく知ってる空気に変わったなーって。
バンドも激烈な音と熟練したパフォーマンスで、動きも元気いい。
音数が多くてガチャガチャしてる感はあるけどタイトに聞こえました。
ボーカルは過去のライブと同様に赤シャツがトレードマークなのかな。
目立つ服装で細身でよく動き、激烈なスクリームを決める。かっけえ…
でかいステージで見てみたい気もするけど、やっぱりエクストリームステージの方が音良かった。
⑧Ghost Inside
若干休憩をはさんで多分2曲目くらいから参戦。
アリーナへの階段を降りるときに思った。あ、スケールがでかいバンドがいる。
アメリカ勢メタルコア。でも俺がメタルコア聞いてた時はいなかったので初。
デカいステージが似合うのはこういうバンドなんだなと。
初見の印象はまず白い。白いイメージのバンドは他にいないので差別化できてて目を引く。
冷静に考えるとアメリカのおっちゃんなんだけど輝いて見えるわ。
音数絞ってシンプルゆえに会場も一体感が生まれてた。盛り上がりが一段上。
このバンドからメインステージも音がクリアになった。
ボーカルもスクリームがしっかりしてて迫力あり、盛り上げ上手。
あれ、こいつらトリでもいけるんじゃね?って思うくらい盛り上がってました。
⑨The Haunted
歴長いからもちろん知ってる、でもそんなにファンというわけではなかったバンド。
ボーカルがアングラ感強い。なかなか邪悪な感じのキャラは立ってました。
あ、この曲知ってるーと思ったけどなんか違和感を感じて、あとで調べてみたら俺が知ってるHauntedのボーカルって別の人だったみたいです。
若干おじいちゃんに分類されそうだけど叫びはいい感じ。
途中で思いっきりコケてて心配になる。
「明日になったら痛むだろう」とか言ってた。気を付けてくれ…
ギターがOla Englundですね。ユーチューバーでよく見る。
Solar Guitar買おうかなと思ってたんだよね。
この時点で一番クリアなギターソロを聞かせてくれました。
⑩Kerry King
レジェンド枠。スレイヤーだったら当然トリだったんだろう。
スキンにタトゥーに体形もあんまり変わらないんだけど還暦は超えてる。でもまだまだ現役
やっぱり存在感が違う。いるだけで他のバンドとはなんか違う。
曲自体はまんまスレイヤーなので違和感もない。
周りのメンバーもポールボスタフにデスエンジェルのボーカルにマシーンヘッドのギターにヘルイェーのベース。
全員実力あるベテランなので安定感パネェ。
途中でオジーへのトリビュートでサバスの曲やって、
Raining Bloodのイントロが一番の盛り上がりだった。これはしょうがない。
⑪Bullet For My Valentine
世代ドンピシャのバンド。
1st-3rdまでよく聞いてて4thで離れて5thはちょっと聞いて6thは聞く気にならなかった。
2022年のダウンロードフェスで超久しぶりに聞いて、ああ、やっぱ好き!になったバンド。
10-20代のころ死ぬほど聞いたThe Poisonの再現ライブ。
まず当時の映像が流れてメモリアル感。
(メンバー2人変わってるが)
懐かしのイントロから始まり、一曲目から周りのみんなが合唱。
今日のメンツでは日本人気はきっと一番高いんだろうな。
定番だけどTears Don’t Fall

何度聞いても名曲。メタルコアバラード?
あれ、そもそもBulletってメタルコアと思って聞いたことないな
また定番だけどSuffocating Under Words of Sorrow

何度もこの曲のPV見たなぁ…
Hand of Blood
俺の一番好きな曲(3回目)
あれ、これって1stじゃなくてEPの曲だよね?
でも初期の代表曲で何の違和感もない。
イントロのフレーズで絶叫
The Poison
俺の一番好きな曲(4回目)
多分ライブの定番じゃないから?
歌ってない人もいたけど一人で全開のほーでぃーおんとぅーゆーしてきた。
1st再現終わって定番のWaking the demon
俺の一番好きな曲(5回目)
みんなで合唱して締まった。
昔からマットは喉に問題を抱えてるイメージで、声細くなったと思うけど、それでもやっぱりこの声なんだよね。
ベースがボーカルもうまくてスクリームもクリーンも大活躍のフォローで休みを作ってくれてるんだろうな。
超満足。
⑫Parkway Drive
今年のトリはParkway Driveですと発表されて、
誰だそれと検索したところ、HrisonsかDeepBlueは大学時代に多分聞いたことあった。
でもアメリカ産メタルコア以外は聞かなくなったので記憶のかなたでした。
日本にあまり来ないうちにすごいデカいバンドになってるんだなとしっかり予習して挑みました。
うん、ハンパねえ
結局全部持ってった
バンドとしてスケールがでけぇ
ムキムキのボーカルはステージ映えもしてカッコいい
観客の反応に感動してくれたのが伝わってきました。
このムキムキさん、パフォーマンス中にやたらと地べたに座るのがなんか印象に残ってます。
あとパイロがすごい。こんなにたまアリでパイロやったバンドがいただろうか。
B’zの単独でもたまアリじゃ炎は出さないよ。よく許可下りたなって余計な心配。
Ghost inside同様に音数を絞ってのアリーナロック系メタルコア
やっぱある程度シンプルにしたほうがでかい会場だと正解なんですね。
ステージ映えが本当にすごいバンドでした。
いつもと違うラウパトリだったからちょっと心配してたけど、
今後どのフェスでもトリになって文句出ないんじゃなかろうか
今回のラウパは日本のメタル界隈の世代交代を試されてたと思うけど、アーティストたちのパフォーマンスはみんな最高でした。
Phantom Xcariberが言ってたようにメロディックメタルもまだまだ頑張ってほしいけどね。
動員はどうだったんだろか。スカスカ感はなかったからええ感じでまた例年の継続をお願いしたい。
公式HPはThank youだけでSee you next yearがないなあ。

コメント